TANAKA
長期間にわたり、点検や整備が実施されていない倉庫機器の整備診断のご依頼をいただき、受注しました、
同一機種が3台設置されており、一年前に1号機を、今回2号機と3号機の整備診断作業を実施しました。
今回は2号機・3号機が対象。別日程での受注となり分けて作業を実施しました。
内部の機械箇所は良好な状態で、摩耗や破損などの問題は有りませんでした。
機械面・電気面など全ての診断作業を終えて動作確認を繰り返し行います。正常運転を確認して完了。
配線図面が無く、一つずつ接続機器の配線を確認しながら整備が必要か否かの診断作業を実施しました。
旧式の回路基板です。こういった箇所が運転に関する中枢となるのですが、経年劣化しています。
光電センサー(フォトスイッチ)は代替部品が入手できるうちに新しいものに交換を推奨します。
ここにある全機は同時期に設置されています。屋内と言うこともあり、機械的な部分は全て良好な状態でしたので、部品交換などは必要ありませんでした。
問題は電気的な部分です。特に制御に関する部分は整備不能な状態の部分が多くあります。メーカー廃盤と言うこともあり、同一部品が調達できません。代替部品に置き換えれば良いのですが、今度は制御プログラムが消失したり新しい部本がプログラムに合わない恐れもあります。代替部品で動作しないと困りますので、不便+本来の機能を発揮できませんがこのままお使いいただくしかありません。
解決策はあります。
機械的にはまだ長く使用できる事が確認できておりますので、電気的な部分、制御機器の全面更新をすれば、安全に運用し続ける事が出来ます。コストはかかりますが、事故や怪我の発生、いざという時に動かない-とならないためにはオススメしたい措置です。
お客様には「現段階で代替部品使用で補える[安全に関わるデバイス]の交換は必要」とお伝えし、今回の作業は完了しました。
保守整備・工事
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